現代朗読基礎コース全10回、2014年9月スタート

基礎従来の朗読とはまったく異なったアプローチで驚きを呼んでいる「現代朗読」の考え方と方法を、全10回で基礎からじっくりと学ぶためのコースです。
体験ワークショップからさらに踏み込み、現代朗読の全体像を俯瞰しながら、具体的なプラクティスを多くおこないます。

現代朗読とは、技術や決まり事によってなにか決まった型のようなものを作りあげていくのではなく、意識的にせよ無意識的にせよ「ついやってしまっていること」を自覚し「やめていく」ことによって、本当の自分の表現を再発見していく方法です。
また、朗読とは「作者の代弁者」になることではなく、あるテキストを使って「自分自身を表現する」ことである、という考え方をとっています。

現代朗読を学びに来た皆さんが一様に口にすることばは「目からウロコ」です。
まずはやってみてください。自分が知らなかった自分自身を発見できるでしょう。
同時に朗読という表現行為の奥深さに驚くことでしょう。

つぎのような方におすすめです。
・まったく朗読をやったことはないが、これからなにか表現してみたいと思っている。
・朗読はある程度やったことはあるが、なんとなく物足りなさや違和感を覚えている。
・朗読活動をやっているが、いまいち壁を打ち破れなく困っている。

◎全10回のスケジュール
2014年9月6日、20日、27日
10月4日、18日、25日
11月8日、15日、22日、23日
いずれも土曜日午後3時から5時までの2時間(11月23日のみ日曜日)

◎開催場所 現代朗読協会・羽根木の家(京王井の頭線新代田駅徒歩2分)

世田谷区羽根木1-20-17

※詳細とお申し込みはこちらから(クレジットカード使用可)。

「目からウロコ」の現代朗読の考え方&方法を、教材を用いながら基礎からじっくり学べます。
教材「音読・群読エチュード」(ラピュータ刊/1,890円)

※参考文献:水城ゆう著『現代朗読考――コンテンポラリーアートとしての朗読』

全10回の内容

基礎コースでは全教程を座学と実技(エチュード)の組み合わせで進めていきます。
動ける軽装でご参加ください。

(1) 朗読という表現行為/表現とはなにか/自分自身を表現するということ
(2) ことば・声/呼吸/姿勢/身体/日常トレーニング
(3) 朗読テキストへのアプローチ/読解力とはなにか
(4) 日本語発音の決まりごと/表現での決まりごとの扱いかた
(5) リズム感/音程感/朗読と音楽/セッション朗読
(6) 演じるのか?/セリフの扱い/朗読と演劇
(7) スリリングな表現者になるための自分自身の理解/表現心理
(8) 群読の楽しみ/エチュードから作品へ
(9) 伝達と表現/伝統的表現/コンテンポラリー表現
(10)唯一無二の表現者になる/朗読者という職業

受講料 45,000円(教材費含む)/カード決済可(VISA・Master)
定員  10人(定員になりしだい締め切ります)
◎講師陣について

メイン講師:水城ゆう(みずき・ゆう)
作家、音楽家、朗読演出家。
NPO法人現代朗読協会代表。音読療法協会オーガナイザー。
京都でジャズトリオを率いてバンド活動、地元・福井県のラジオ、テレビ局で番組司会、構成作家等を務めた後、1986 年に徳間書店よりSF 冒険小説で小説家デビュー。
ピアノの即興演奏家としてカルメン・マキ、鈴木重子、酒井俊らと共演。番組制作者・現代朗読演出家として千人超の実演家の観察・指導の経験から音読療法を確立、セラピスト養成の傍ら学校・被災地・カフェ等で指導・サポートを行う。
小説のほか「共感的コミュニケーション」「音読療法の基礎」「音読・群読エチュード」「現代朗読考」「水城式ジャズの聴き方」など著書多数。

講師:野々宮卯妙(ののみや・うたえ)
慶應義塾大学法学部政治学科卒。
著書「親子で遊ぼう! はじめてパソコン―子どもの「力」を伸ばす! おもしろパソコン塾」(ブックマン社)「ママとキッズのパソコンブック」(主婦の友社)他。
朗読家として公演・ライブ出演多数。東日本大震災被災地での音読療法ワーク・メンバー。NVC( 非暴力コミュニケーション) ラーニングプロジェクトスタッフ。
現在、音読療法士として音読療法を使ったメンタルケア・介護予防ワーク、共感的コミュニケーション(共感スキル)学習のサポート等を行う。また、共感的(非暴力)コミュニケーションをベースにした平和学習プログラムの策定・導入に意欲的に取り組んでいる。

ほか、朗読トレーナー資格を持った現代朗読協会員が参加します。

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