ただ正確にきれいに本の内容を伝達するだけの読み手ではなく、読み手自身の存在をも伝える表現作品としてのオーディオブック。
そういうものを読める朗読者を、現代朗読の方法で育成します。
読み手自身の表現作品としてのオーディオブックの収録にいたる道すじを、そのための知識、技術、トレーニング、実習を通じて、全10回でじっくりと学んでいただけるコースです。
基礎コース修了者が対象です。
基礎コースの詳細はこちらをご覧ください。
◎オーディオブック収録コース全10回のスケジュール
2014年8月15日、22日、29日
9月5日、12日、19日、26日
10月3日、17日、24日
いずれも金曜日19:00〜21:00の2時間。
※詳細とお申し込みはこちらから(クレジットカード使用可)。
全10回の内容
オーディオブック収録コースでは全教程を座学と実技の組み合わせで進めていきます。
動きやすい服装でご参加ください。
(1) オーディオブックとはなにか/収録・製作の要件/基礎トレーニングの方法
(2) 伝達と表現/オリジナリティについて
(3) テキストの扱い方/読解力を身につける
(4) 日本語発音の決まりごと/表現での決まりごとの扱いかた
(5) 共通語となまり/身体性と感受性を精査する
(6) セリフの扱い/キャラクターと自分自身
(7) オーディオブックという表現コンテンツ/収録実習
(8) 商業コンテンツとしての必要要件/技術的問題の克服
(9) 既成のコンテンツを越えて/次世代コンテンツを見据える
(10) オーディオブックリーダーという仕事/最終収録実習/講評
受講料 45,000円(教材費含む)/カード決済可(VISA・Master)
定員 10人(定員になりしだい締め切ります)
メイン講師:水城ゆう(みずき・ゆう)
作家、音楽家、朗読演出家。
NPO法人現代朗読協会代表。音読療法協会オーガナイザー。
京都でジャズトリオを率いてバンド活動、地元・福井県のラジオ、テレビ局で番組司会、構成作家等を務めた後、1986 年に徳間書店よりSF 冒険小説で小説家デビュー。
ピアノの即興演奏家としてカルメン・マキ、鈴木重子、酒井俊らと共演。番組制作者・現代朗読演出家として千人超の実演家の観察・指導の経験から音読療法を確立、セラピスト養成の傍ら学校・被災地・カフェ等で指導・サポートを行う。
小説のほか「共感的コミュニケーション」「音読療法の基礎」「音読・群読エチュード」「現代朗読考」「水城式ジャズの聴き方」など著書多数。