水城ゆうの表現活動を支援するプロジェクト「withYu」が音頭を取り、水城作品をもとにしたみなさんの創作・パフォーマンスを「投稿作品集」に集めて紹介していく企画がスタートしました。
これまでも「水色文庫」作品を朗読し発表される方たちが多くいらっしゃいました。
「水色文庫」は水城ゆうの朗読用テキスト集で、著作権は水城ゆうに帰属しますが、朗読(音読)についての著作使用権は解放している旨がトップに掲げられています。
朗読会、朗読ライブ、朗読教室、その他音声表現活動などに適した、10分ていどで音読できる作品が多数集められており、Youtubeに朗読を発表したり、学校での表現発表会に使用されたり、またアナウンサーの方がたがラジオで読まれたりしてきました。
水城にとって、そのように自分の作品が広がっていくことはどんなに嬉しいことだったでしょう。
文芸作品は使用料の規定などが統一されていないため、読みたい作品があっても著作権がきれていない作品の場合は使用が難しいという事態が多くあります。無料の発表会であっても作品使用料を請求されるケースもあり、朗読をしている人たちが自由に読めるプロ作品は意外と少ないのが現状です。
ラジオ番組やオーディオブックを製作してきた水城は、そうした不便を身を以て体験してきたひとりであり、自分の製作物において自分が提供してきたテキスト作品を、広く使ってもらうことを歓迎しました。
また一作家として、自分の表現(作品)を収入の手段とするための著作権の行使をよしとせず、より多くの方達に自作が知られ使われることをのぞんでいました。
2020年、水城が末期がんで自身の表現活動がどんどん制約されていくなかで、彼の作品から生まれた創作・パフォーマンスが彼をはげますのでは、という発想がwithYu周辺でうまれ、独自に作品発表が始まりました。
ほうぼうに分散して発表されたこれら作品を現代朗読協会のサイトに集め、紹介することで、不自由をかこつ水城自身にもアクセスしやすく、またみなさんにとっても知ってもらい参加していただきたく、「投稿作品集」カテゴリを立ち上げた次第です。
水城は2020年8月15日に亡くなりました。生前のご厚情に深く感謝いたします。
身はこの世になくとも、彼と彼が創り上げた現代朗読へのご支援・ご参加を
引き続きよろしくお願いいたします。
→彼の最後の10日間「見守りフェス」についてのレポートはこちら
→「旅立ちフェス」や記念ライブ等のFacebook投稿はこちら
参加のおねがい
ご自身が発表された水城作品のリンクを投稿作品集でご紹介ください。
できれば、作品へのご自身の思いや、水城へのメッセージなどもあわせて書き込んでいただけるとうれしいです。
ご自身で自由に書き込んでいただくため、ユーザー登録をしていただく手法をとりました。
投稿に関してくわしくは、「投稿の手引き」をごらんください。
もしご自身では手続きが難しい・やりかたがよくわからない等ありましたら、お気軽にwithYu事務局にお問い合わせください。お手伝いさせていただきます。