現代朗読協会では、朗読を中心とする表現を学んだり創造するための場として「ゼミ」というシステムを取っている。
木曜日の朝・昼・夜、金曜日の夜、土曜日にも昼や夜、ゼミの予定を作っていて、ゼミ生(正会員)になるとそのいずれにも自由に参加できるようにしてある。
だいたい月に15回くらい、ゼミを開催している。
さすがにゼミ生もそのすべてに参加することは不可能だし、時期的な出席率の変動も大きい。
いちおう、最低催行人数を3人と決めてあるのだが、それにすら達しなくて休講になることがしばしばある。
しかし、進行役の私としては直前までスケジュールをあけて待機しているので、負担は大きい。
最近、ゼミの出席率がかなり低下してきていることもあって、ゼミを活動の中心にしている方式を見直そうかとかんがえている。
ゼミをなくすわけではなく、現代朗読の活動の柱をもっと明示化した「コース」に移してみようと思っている。
すでに「現代朗読基礎コース」というコースを10月からスタートさせ、先日全10回が終了したばかりだが、私としてはなかなかの手応えと充実感があった。
ここで現代朗読の基本を学んで身につけてもらえるというのは、主宰者としても安心感がある。
げんに最終日には参加者に朗読の発表をしてもらったのだが、なにもたくらまず、気負わず、作らず、偽らず、偶有性を受け入れながらのびやかに表現するみなさんの姿を見て、本当にうれしかった。
このコースの有効性を実感した瞬間だった。
基礎コースは来月2014年1月18日からまたあらたに10回シリーズとしてスタートする。
では基礎コースを修了した者には、つぎのステップとしてなにがあるか。
それを2014年は準備している。
まず、ニーズの多い「オーディオブック収録製作コース」を基礎コース終了後の4月からスタートさせる予定だ。
また、これまで「ライブワークショップ」として10回以上開催し、そのたびに最終ライブ公演をおこなってきたワークショップを念頭に、「現代朗読ライブコース」をやはり4月からスタートさせる予定だ。
これは最終公演を〈キッド・アイラック・アート・ホール〉で6月末に挙行しようと思っている。
まずはこのふたつの新設コースをかんがえているが、私のニーズとして現代朗読の演出・指導者も育てたいという、かねてからの念願があるので、いずれはこれらすべてのコースを修了した者を対象に「演出コース」も開催してみたいとかんがえている。
いずれにしても、こういったことに興味がある方はまずはゼミに顔を出してみてほしい。
ゼミはいまのまま存続するつもりだが、収録やスタジオライブのチャンスとしても生かしていきたい。
※ゼミ体験参加の詳細と申し込みはこちら。
⇒ http://grkinfo.blogspot.com/2013/10/11.html
※現代朗読基礎コースの次期スタートは2014年1月18日(土)です。詳細とお申し込みはこちら。
⇒ http://grkinfo.blogspot.com/2013/10/20141.html