明日は毎月開催している現代朗読体験講座の日だ。
参加者が多かったり少なかったり、いろいろだが、とにかく毎月開催している。
5年くらい前からこの「体験講座」をつづけていると思うが、内容はすこしずつ変化している。
体験講座の内容の変化は、そのまま現代朗読の変化でもある。
現代朗読は文字通り「コンテンポラリー」な表現をかんがえているので、そのありようも変化していく可能性を持っている。
また私たち自身も刻一刻と変化しつづける存在なので、私たちの生の進展、ありようの変化によって、現代朗読のありようもまた変化していく。
現代朗読はなにひとつ「こうあらねば」「こうしなければ」というかんがえのない表現だ。
そして「こうしてはならない」というかんがえもない。
従来朗読の経験者や、また朗読についての従来的なイメージを持った人が体験講座に来ると、そのようなかんがえ方に接してとまどうことがあるだろう。
普通、朗読にかぎらないが、講座やお教室に行った場合、たいていは「こうしなさい」「こうしてはいけない」と、一種の型のようなものを学ぶ。
それがものごとを習得する方法だと思っている人が多い。
しかし、現代朗読ではそれがない。
現代朗読協会はお教室ではないし、習い事をする場でもない。
ここは「表現」つまり朗読という行為を通して自分自身を人に伝える行為を学び、楽しんでいる人が集まっている場なのだ。
ここでは日々、自分の生き方そのものをかんがえ、更新し、またいまここの自分自身を表現することを楽しんでいる。
そういうかんがえ方やコンテンポラリーな表現に興味がある方は、ぜひ一度体験講座にお越しください。
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