梅ヶ丘THE生エンタから沈黙の朗読へ

昨日は街の音楽祭〈梅ヶ丘THE生エンタ〉に出演してきた。
梅ヶ丘北口にあるレストラン〈GILLIA〉が会場。
去年オープンしたという新しい店で、私が梅丘に住んでいたころにはなかった。
こじんまりしたアットホームな店で、近いうちにイベントとは関係なしに行ってみよう。

午後2時すぎにげろきょメンバーと梅ヶ丘駅で待ち合わせて店に行くと、生エンタ主催者の真藤さんとスタッフの人たちが音響のセッティングをされていた。
かなり古いKORGの電子ピアノが持ちこまれている。
あまり弾き良いとはいえないが、自分で楽器をかつぎこまなくてすむのは助かる。

午後3時からファーストステージだが、お客さんが来ない。
ピアノを弾きながら朗読と遊んでいると、お客さんが来たので、そのまま野々宮とセッションをはじめる。
そしてそのままファーストステージ。

今回のセットリストはつぎのとおり。

1. 宮本菜穂子。夢野久作「田舎の事件」
2. 福豆々子。国木田独歩「武蔵野」から
3. 植森ケイ。吉田兼好「徒然草」から
4. 山田みぞれ。中谷宇吉郎「イグアノドン」
5. てんトコロ。中島敦「かめれおん日記」から
6. 野々宮卯妙。「日本国憲法」前文〜水城ゆう「鳥の歌」
7. 憲法九条〜全員参加「祈る人」

まあみんな自由すぎる(笑)。
私もびっくりするほど自由奔放だったり、しっとりだったり、深みがあったりと、お客さんが少なかったけれど、げろきょゼミ生の実力を存分に味わうことができた。
これからどのように深化していくのか、楽しみだ。

そして今日は「沈黙の朗読」の2本立て。
連休の最終日のせいか、これもまたお客さんが少ない。
赤字はやむをえないが、名古屋から昨夜上京している榊原忠美の「記憶が光速を超えるとき」と、野々宮卯妙とげろきょゼミ生による「特殊相対性の女」のどちらも、非常にスリリングな、現代朗読の、いや朗読表現の最高峰といえるパフォーマンスになること間違いないものを、多くの人にご覧いただけないのはちょっと残念。
ご都合のつく方はぜひ目撃しに来てください。
明大前〈キッド・アイラック・アート・ホール〉にて午後3時からと午後6時から、それぞれの演目が上演される。
詳細はこちら

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