全身の連動や運動の緊密さ、身体のありように緻密にアクセスし、本来の自分のなかにある可能性に気づいていくことで、いま注目があつまっている韓氏意拳ですが、「身体表現者のための」という切り口で内田秀樹準教練が講習会を開催します。
現代朗読協会「羽根木の家」での講習会は、音楽家、朗読家、俳優、ダンサーなどが多く参加しています。
とくに女性の参加率がたかく、(韓氏意拳はもともとそうですが)激しい運動もともなわない講習は、年齢性別をこえてだれもが安心して参加できる内容になっています。
世話人である水城自身も、演出指導、ピアノ演奏、そして実生活面など多くの局面で、自分の身体にたいする意識が大きく変化しました。
演奏家としてもともと身体意識は人並み以上にあるつもりでしたが、韓氏意拳がもたらす身体意識の緻密さと深さは他の武術やボディーワークとはまったく異なる質を持っています。
身体表現者のみならず、アート表現をおこなっている人や表現に興味がある人にもおすすめです。
◎日程 2016年2月14日(日) 10:00〜12:30
◎場所 東京世田谷「羽根木の家」(京王井の頭線新代田駅徒歩2分)
世田谷区羽根木1-20-17
◎参加費 3,500円(講習会費、会場費、講師交通費を含む)
※参加申し込みおよび問い合わせは、こちらのフォームからメッセージ本文に「表現者のための韓氏意拳」とご記入ください。
◎持物 動きやすい服装・筆記用具・メモ
◎定員 各回8名(定員になりしだい締切らせていただきます)
※韓氏意拳の紹介はこちら。
● 講師メッセージ「身体表現者のための韓氏意拳講習会」に寄せて
この会は現代朗読協会というNPOの主催者で韓氏意拳の世田谷講習会の世話人でもある水城ゆうさんと同じく現代朗読協会の会員で韓氏意拳を稽古している野々宮卯妙さんの提案で開催する事となりました。
作家、ピアニストである水城さん、朗読のパフォーマンスを行う野々宮さんによると「韓氏意拳を稽古していて自分の表現が変った」と言います。
「武術と楽器を演奏すること、朗読することがどう繋がるのか?」
一見すると離れているようで近いようなよく解らない2つの関係。
しかも韓氏意拳の稽古は手を振る、挙げる、寄せるといったおよそ武術とは程遠そうな練習です。
「何でこれが武術の稽古になるのか?何でその稽古が表現することと繋がるのか?」
ナゾは深まるばかりです。
何か上手い身体の遣い方でも手に入れた。
稽古で体が丈夫になったから。
でもそれなら他のことでも良いはずなのに何で韓氏意拳だったのでしょうか?
表現という言葉には広い幅がありますが、どの様なタイプの表現であっても一つ私たちが外す事の出来ない重要な点があります。
簡素な動きから見えてくる豊富な内容を是非味わってみて頂ければと思います。
皆様のご参加お待ちしています。
韓氏意拳 準教練 内田秀樹
● 講師プロフィール
内田秀樹(うちだひでき)
韓氏意拳 創始人 韓競辰及び日本韓氏意拳学会公認 初級準教練。
2007年より韓氏意拳を学び始め、韓競辰、光岡英稔、駒井雅和、鹿間裕行より指導を受ける。
2008年より埼玉分館 世話人補佐を務め、2013年4月より教練養成課程に入る。
現在、東京分館、埼玉分館で指導活動中。東京都で呉服屋を営む。