梅丘THE生エンタ「ふたつめの夢」

2012年11月17日、小田急線沿線の梅丘の街で、音楽を中心とした街イベント「梅丘THE生エンタ」が開催されました。
現代朗読協会もパフォーマーとして招聘され、当日は会場のひとつ〈テイク・ファイブ〉で2回のステージをおこなってきました。

その2回めのステージの5番目の演目です。
朗読は野々宮卯妙、演奏は水城ゆう。
演目は水城ゆう作「ふたつの夢・ふたつめの夢」です。

この作品は「水色文庫」に収録されており、こちらで読むことができます。
⇒ http://mizro.blogspot.jp/2012/11/blog-post_7950.html

梅丘THE生エンタ「舞踏病の女」

2012年11月17日、小田急線沿線の梅丘の街で、音楽を中心とした街イベント「梅丘THE生エンタ」が開催されました。
現代朗読協会もパフォーマーとして招聘され、当日は会場のひとつ〈テイク・ファイブ〉で2回のステージをおこなってきました。

その2回めのステージの4番めの演目です。
朗読は福豆豆子、KAT、演奏は水城ゆう。
演目は水城ゆう作「舞踏病の女」です。

この作品は「水色文庫」に収録されており、こちらで読むことができます。

梅丘THE生エンタ「迷信」

2012年11月17日、小田急線沿線の梅丘の街で、音楽を中心とした街イベント「梅丘THE生エンタ」が開催されました。
現代朗読協会もパフォーマーとして招聘され、当日は会場のひとつ〈テイク・ファイブ〉で2回のステージをおこなってきました。

その2回めのステージの2番めの演目です。
朗読は佐藤孟陽、野々宮卯妙、てんトコロ、演奏は水城ゆう。
演目は水城ゆう作「迷信」です。

この作品は「水色文庫」に収録されており、こちらで読むことができます。
⇒ http://mizro.blogspot.jp/2009/09/blog-post_26.html

梅丘THE生エンタ「安全第一」

2012年11月17日、小田急線沿線の梅丘の街で、音楽を中心とした街イベント「梅丘THE生エンタ」が開催されました。
現代朗読協会もパフォーマーとして招聘され、当日は会場のひとつ〈テイク・ファイブ〉で2回のステージをおこなってきました。

その2回めのステージの最初の演目です。
朗読は佐藤ピリカ、演奏は水城ゆう。
演目は水城ゆう作「安全第一」です。

この作品は「水色文庫」に収録されており、こちらで読むことができます。

梅丘THE生エンタ「ひとつめの夢」

2012年11月17日、小田急線沿線の梅丘の街で、音楽を中心とした街イベント「梅丘THE生エンタ」が開催されました。
現代朗読協会もパフォーマーとして招聘され、当日は会場のひとつ〈テイク・ファイブ〉で2回のステージをおこなってきました。

その最初のステージの5番目の演目です。
朗読は野々宮卯妙、演奏は水城ゆう。
演目は水城ゆう作「ふたつの夢・ひとつめの夢」です。

この作品は「水色文庫」に収録されており、こちらで読むことができます。

梅丘THE生エンタ「コップのなかのあなた」

2012年11月17日、小田急線沿線の梅丘の街で、音楽を中心とした街イベント「梅丘THE生エンタ」が開催されました。
現代朗読協会もパフォーマーとして招聘され、当日は会場のひとつ〈テイク・ファイブ〉で2回のステージをおこなってきました。

その最初のステージの3番目の演目です。
朗読は佐藤ピリカと藤沢辿、演奏は水城ゆう。
演目は水城ゆう作「コップのなかのあなた」です。

この作品は「水色文庫」に収録されており、こちらで読むことができます。

梅丘THE生エンタ「田舎医者」

2012年11月17日、小田急線沿線の梅丘の街で、音楽を中心とした街イベント「梅丘THE生エンタ」が開催されました。
現代朗読協会もパフォーマーとして招聘され、当日は会場のひとつ〈テイク・ファイブ〉で2回のステージをおこなってきました。

その最初のステージの2番目の演目です。
朗読はKAT、演奏は水城ゆう。
演目はフランツ・カフカ作/石波杏訳「田舎医者」です。

この作品はこちらで読むことができます。

サヤ佳語り活動10周年記念公演(抜粋)

2012年10月27日、語りのサヤ佳ちゃんの活動10周年を記念して、東京世田谷にある現代朗読協会「羽根木の家」で公演がおこなわれました。
その模様を抜粋してお届けします。
オルガニートの演奏をまじえながら自己紹介(自分史)からはじまり、スライドも使ってアイヌ民話、新美南吉「巨男の話」「こぞうさんのおきょう」、そして彼女の原点ともいえる「いのち」まで1時間半、来場者を感動の渦のなかへと連れていってくれました。

助演は野々宮卯妙。
ピアノ演奏は水城ゆう。

横浜ホッチポッチ・ミュージックフェスティバル(YouTube)

2012年10月21日、横浜で開催されたホッチポッチ・ミュージックフェスティバルに現代朗読協会が参加してきました。
20分くらいのパフォーマンスを横浜地方裁判所前の特設会場で披露しました。
そのときの記録映像です。

演目は「いちめんの菜の花」「こどもがせっせと歩く」「こころよ」「猫」「草枕」「枕の草紙」「祈る人」と連続しています。
朗読は野々宮卯妙、福豆豆子、佐藤ピリカ、山田みぞれ、唐ひづる、まぁや、てんトコロ、片岡まゆみ。
ダンスがキム・ウィシン。
演奏は水城ゆう。

なお水城ゆうオリジナル作品「祈る人」はこちらで原文が読めます。

三鷹Sonidoでのライブ映像、一挙放出

2012年10月3日夜、三鷹〈Sonido〉で初の音楽と朗読のライブを、ドラムスの今竹一友さんを迎えておこないました。
その模様をほぼ全編、YouTubeで公開しました。

最初の演目は、水城ゆう作「じぃは今日も山に行く」。
朗読は野々宮卯妙、ピアノ演奏は水城ゆう。

ファーストステージ2番目の演目は、水城ゆう作「また君は恋に堕落している」。
ここでドラムスの今竹一友さんがはいりました。朗読は野々宮卯妙、ピアノ演奏は水城ゆう。

ファーストステージ3番目の演目は、太宰治作「彼は昔の彼ならず」。
朗読は照井数男。ドラムスの今竹一友さんとのデュオではじまり、途中からピアノで水城が参加します。

ファーストステージ4番目の演目は、夢野久作作「きのこ会議」。
朗読は山田みぞれ。ドラムス・今竹一友、ピアノ演奏・水城ゆうです。

ファーストステージ5番目の演目は、水城ゆう作「とぼとぼと」。
朗読は佐藤ピリカ。ドラムス・今竹一友、ピアノ演奏・水城ゆうです。

ファーストステージのラストは、夏目漱石作「夢十夜・第十夜」。
朗読は照井数男、佐藤ピリカ、山田みぞれ、野々宮卯妙。ドラムス・今竹一友、ピアノ演奏・水城ゆうです。

セカンドステージの最初は、太宰治作「悶々日記」と「貨幣」を構成した作品「悶々貨幣」。
朗読は佐藤ピリカ、野々宮卯妙、山田みぞれ。ドラムス・今竹一友、ピアノ演奏・水城ゆうです。

セカンドステージの2番目は、水城ゆう作「ゼータ関数の非自明なゼロ点はすべて一直線上にある」。
朗読は佐藤ピリカと野々宮卯妙。ドラムス・今竹一友、ピアノ演奏・水城ゆうです。

セカンドステージの3番目は、水城ゆう(piano)と今竹一友(drums)によるデュオセッションです。
完全な即興で、タイトルも決まってません。
だれか素敵なタイトルをつけてください。

セカンドステージの4番目は、太宰治作「葉」。
朗読は照井数男。ドラムス・今竹一友、ピアノ演奏・水城ゆうです。

セカンドステージの5番目は、水城ゆう作「たとえおまえが僕の敵だとしても」。
朗読は野々宮卯妙。ドラムス・今竹一友、ピアノ演奏・水城ゆうです。

ラストは、水城ゆう作「祈る人」。
朗読は照井数男、野々宮卯妙、佐藤ピリカ、山田みぞれ。ドラムス・今竹一友、ピアノ演奏・水城ゆうです。
以上、演奏も朗読もすべて即興です(テキストは決まっていますが)。

梅丘テイクファイブ・ライブ(13)彼は眠らない

現代朗読協会が初めて梅丘のライブバー〈テイクファイブ〉で朗読ライブをおこないました。
ライブ最後となる13番めの演目は、水城ゆう作「彼は眠らない」。
出演者全員での朗読です。

原作はこちらで読めます。

11月には梅丘音楽祭が開催されます。
げろきょはそれにも出演予定です。
また、その前の10月には横浜のホッチポッチ・ミュージックフェスティバルへも招聘されています。
12月末には明大前の〈キッド・アイラック・ホール〉で公演もあります。
みなさん、直接現代朗読をご覧になってください。
映像で見るのとはまったく違ったものが伝わることと思います。

初めての気流舎での朗読会

昨日は下北沢〈気流舎〉での初めての朗読会だった。
ここは有志が共同で運営しているブックカフェで、私も運営には参加していないが微力ながら協力している。
とても小さな店で、10人もはいればいっぱいな感じ。
むりやり詰めれば20人くらいははいれるかも。

午後5時すぎに、トランジション世田谷茶沢会の仲間で、気流舎の共同運営者のひとりでもある浅輪くんが、羽根木の家に寄ってくれる。
今夜は浅輪くんと桃ちゃんが気流舎の店番をやってくれることになっていて、その前に演奏機材の一部を運びに来てくれたのだ。
機材は最小のものだが、それでも私ひとりだとかなり重いので助かる。

私も午後6時、気流舎に向かう。
演奏機材のセッティング。
大きなキーボードはセットできないので、2オクターブしかないmidiコントローラーを持ちこんで、これをMacにつないで鳴らすことにした。
それをテーブルに上にならべる。
音は持参のBOSEのスピーカーで鳴らすのだが、気流舎にはWiFi経由のスピーカーも使えたみたいだった。

桃ちゃんも来て、コーヒーをいただく。
焙煎が深くておいしい。
朗読の野々宮も7時半すぎにはやってきて、照明のセッティングなどをする。

映画製作の高遠さんが来てくれる。
お仲間の方もあとで来てくれた。
ICUの学生さんが来た。
ピリカさんが来てくれた。

ほかにも現代朗読に関心があって、つぎの体験講座に来たいという安部さんという方が来られた。
ほかにも若い人がふたり。
店内はそこそこにぎやかになった。

8時すぎ、スタート。
まずは気流舎にある本を、お客さんが好きなように選び、それを片っ端から読んでいくという、野々宮ならではの即興朗読。
なにしろ初見なので、だれでもできることではない。
私もところどころ音でからむ。
私の作品も読まれた。

9時にいったん休憩をはさんで、後半へ。
まだ本を選んでいないお客さんがいたので、2、3册即興朗読をやってから、最後の宮澤賢治「虔十公園林」の全文朗読へ。
みなさん、しっかりと聴き入ってくれた。

終わってからビールや焼酎を飲みながら、みなさんとお話する。
それぞれの方とつながりを感じ、深めることができた。
気流舎での朗読は、野々宮も私も自分の能力をめいっぱい発揮することができて、充実感のあるものだった。
許されるならまたやってみたい。
(演出・水城ゆう)

「キッズ・イン・ザ・ダーク」レポート

このほかにも、昨日の公演のことを書いてくれているゼミ生がいる。
たとえば、こちら、菜穂子さんが書いてくれたブログ。

午後1時、開場。
会場のキッド・アイラック・ホールはかなり狭く、予約者は40人で締め切ったのだが、それでも当日予約せずに来てしまう人もいたりして、それは予測できたことだったので、会場内には40席以上を用意した。
これがなかなか大変だった。
席を作るのは簡単だが、パフォーマンススペースを充分に確保するのに苦労した。
朗読とはいえ、げろきょのパフォーマンスはかなり動きまわるので、ある程度のスペースが必要なのだ。

開演時間の1時半には、会場は来客と出演者でぎっしりと密集した状態になっていた。
そんななか、時間どおりに開演。

暗転後、まずは私の音楽演奏からスタート。
完全に真っ暗な中での演奏。
今回、キーボードを2台使用したので、暗転演奏にはちょっとだけ苦労した。

演奏が終わったら、照明がつき、まずはライブワークショップ参加者によるパフォーマンス。
漱石の『草枕』をフリーリレー朗読でバラバラと登場。
あらかじめ会場中央に用意されていた4脚の椅子のまわりに集まって、次の演目に移る。

次は賢治の「なめとこ山の熊」。
これは椅子に立ったり座ったりしながらの、全員での移動朗読。
かなり難しいパフォーマンスだったが、たった6回(実質的には5回)のワークショップを受けただけの参加者が、しっかりと演じてくれた。

椅子取り朗読。
ひとりずつ中央に残されたひとつの椅子に座ってそれぞれの作品を読むのだが、先に椅子に座っている人は、次の人になかなか譲らない。
次の人は力づくで椅子を奪わなければならない。
そのときの力んだ身体から発せられる声の変化や、ふたりのせめぎあいが楽しい。

いったん暗転。
ゼミ生のパフォーマンスが引きつがれて、「山なりのお」というパフォーマンス。
暗闇のなかに響く「おー」という声が、お客さんには怖かったかもしれない。

以後はゼミ生によるパフォーマンス。
まずは「いちめんの菜の花」。
バラバラに始まった朗読が、急速にギュッと収束して、全員がひとかたまりになり、凝固。
そしてほどける。
それを3回繰り返す。

引きつづき、こだま朗読。
ひとりめが発声した詩の一節を、こだまのように次々とまねていく。

つづいて、輪になってぐるぐる回りながら、詩を読む。
音楽もシンクロ。
読む者が行進時の動作も決め、つづく者がそれをまねしていくという形式。
人数分くりかえされるので、さまざまな読みと動作のパターンが現れて楽しい。
もちろん、音楽もバリエーションを楽しんだ。

出演者が入れ替わって、ふたたび「いちめんの菜の花」の朗読。
しかし、パターンが変わっていて、今度は「挨拶朗読」。
ことさら強調した日本人の「過剰な挨拶」を、詩を使っておこなう。
これも楽しかった。

出演者がふたたび交代して、ディレイ朗読。
ひとつの詩を5人で、ディレイのように少しずつずらして読む。
一節ごとに会場を駆け抜ける役割の人もいる。
布を持ってひらひらさせながら、駆け抜けていく。
最後は鳥の羽毛がふわっと舞う。

サーカスのブランコ朗読。
中也の「サーカス」という詩を、空中ブランコをなぞらえた動作の3人と、朗読の2人がコンビネーションで演じる。

猫朗読。
朔太郎の「ねこ」という詩を、読み手がひとり、猫役が3人で演じる。
最後は「おわあ、おわあ」といいながら、ゼミ生が全員中央に出てくる。

猫がいっぱいになってパニックになりそうになったところへ、指揮者猫があらわれて、整理。
指揮にしたがって、「春はあけぼの」という枕草子の冒頭部分を、輪唱朗読。
これはとても音楽的な朗読。

今度はゼミ生のよる『草枕』の朗読。
ひとり、ふたり、三人以上がそれぞれのタイミングで出ていきながら、中央でコンタクトして反応して、次々と読んでいく。
かなり複雑な動きと読みで、これも難しいパフォーマンスだが、ゼミ生たちは楽しみながらマインドフルに演じてくれた。

賢治の「雨にも負けず」の朗読は、関節朗読と読んでいる方法。
身体のあらゆる関節を曲げた状態からスタートして、詩の読み終わりの瞬間にはあらゆる関節を伸ばしきった状態になる、というもの。
最後の「そういうものに私はなりたい」という箇所は、感動的だった。

最後の演目。
私が書いた「祈る人」。
ゼミ生もライブワークショップ参加者も、全員が出演。
自由朗読と読んでいる、全員で読みながらも自由に読んでいいという、げろきょのもっとも特徴的な朗読方法だが、ひとりひとりが個性を発揮しながらも全体でひとつの表現をしているという、とても感動的なパフォーマンスになった。

終わってみると、ろくにリハーサルもできない中、またワークショップ参加者とゼミ生はほとんどが本番当日に初めて顔を合わせたという状況の中、奇跡のような質の高い公演となった。
これは現代朗読のひとつの到達点であり、また通過点でもある。
しかしまちがいなく、これからの方向性を確認できた公演だったと思う。
(演出・水城ゆう)

公演「キッズ・イン・ザ・ダーク」の来場者アンケートより

ご来場いただいた方々が書いてくれたアンケートから、抜粋してお送りします。
「どのシーンが印象的でしたか」という質問でした。

◎「雨ニモ負ケズ」聞くたびに読むたびに静かにドキドキする詩ですが、おおぜいでの朗読は初めて(?)で下。先生の生演奏とのマッチがとってもステキでした!(28歳女性)

◎朗読というより「動き」があったことに驚いた。初めての体験で新鮮でおもしろかった。(47歳)

◎勿論、自身のなじみのある(思い入れのある)詩が印象的ではありましたが、一つは猫。ダダであり、能動的な気(病)の演出が感じられました。全体では言葉一つ一つが編まれ、消され、また重なっていく様が聴いていて心地良さと程良い緊張がございました。動きや声の変化が楽しみです。(23歳男性)

◎全て、コトバと感情の足し算、引き算、かけ算、割算。たくさんの知的刺激をもらいました。ありがとう。(45歳男性)

◎言葉の内容に意味が無く一人一人の感じている感覚が音になっている時、人ごみの雑多な感覚が伝わってきた。不思議な表現でしたが、楽しかったです。(48歳男性)

◎赤ん坊が……子どもが……の朗読。草枕はたまたま昨日、話に出たので、何となく聞き入った。全体的なパフォーマンス、1人1人の表現がステキだった。楽しかった。自分も入りたくなった。表現がやわらかくてよかった。(39歳女性)

◎「赤ん坊が笑う」同じ言葉のくりかえしの中で、1回1回、新しい発見があった。熱い思いが伝わりました!(49歳女性)

◎以前、体験ワークショップに参加して以来、webpageを時々拝見していました。オープニング、暗闇でも音があれば不安にならずに周りの人と高揚やこれから何が始まるんだろうか? といった気持ちを共有できるのだと新鮮に思いました。客席と触れるような近さであんなに堂々と思いきったパフォーマンスを行なえる皆さんが、本当にすばらしいと思いました。腹の底から元気がわきました。(27歳女性)

◎意味をとるんじゃなくて、声のかさなりを楽しんだ。遠ぼえのシーンが一番良かった。声が上にのぼっていくイメージを感じた。(30歳女性)

◎菜の花で会話をしているみたいで面白かったです。いろんな会話が聞こえてきそうでした。楽しかったです。(14歳女性)

◎初めて現代朗読のliveを拝見致しました。何かわからないけれど込み上げる物がありました。hotでした。暑い中の練習にも負けない強さ、生きる力を感じました。(50代女性)

◎「猫」朗読+動きという、何しろ初めて見ましたので、感想? がすこし時間がたたないと出ません。(80歳女性)

◎赤ん坊が笑う……のところからぐるぐる円になっていったところが印象的でした。見ていて楽しかったです。ほんとに皆さんそれぞれ個性があって、声、体のうごきもいろいろで、おもしろいなむと思いました。

◎風を感じました。ちょっとせつなくなりました。なんでだろーね??(41歳女性)

◎いちめんの菜の花(大人数での)。黄色の菜の花ではなく、ポリゴンの様なモノクロの菜の花からパステル色の様ないろんな菜の花へと変化する様なイメージが伝わってきました。以前一度見せて頂いたのですが、より洗練されていて、別の次元へと昇ったかの様な印象を受けました。これからも是非続けてください。(26歳男性)

◎最初の暗やみが恐かった。でも朗読の世界観をとても自由に表現されていて、ショウゲキ的でした。朗読って色々な表現の仕方があって素晴らしかったです。みなさんそれぞれ個性的で面白かったです。(40歳女性)

ご自分のブログで丁寧な感想を書いてくださった方もおられます。
「水のきらめき」

げろきょ徳島ツアーレポート(2日め)

2012年7月16日。海の日。
徳島の朝が明けた。
昨夜は体調を回復すべく、早めに休んだおかげで、喉も体調もほぼ完調。
ただし、夜中に何度か足がつった。
昨日のワークショップではりきりすぎて、ずっと立ったまま熱弁をふるったせいだろう。
ま、それはいい。

昨日もそうだったが、今日もすばらしく晴れた。
非科学的ないいかたではあるが、私は晴れ男である。
まあ、偶然にも行動パターンがそのようなことに重なったというだけのことなんだろうけれど、重要なイベントではほとんどが晴れて、雨に降られて困ったというのは数えるほどしかない。
まあ、数えるほどはあるのだが。

ともあれ、今日は晴れた。
早起きしたので、ホテルを出て、ブラっと散歩してみた。
きゃたおかさんも早起きの人で、ツイートを見たらすでに散歩に出て、かなり遠出をしているようだ。
私は駅前あたりの近場を少し散歩してみた。
だいたい、街の雰囲気はつかめたが、休日の早朝ということもあって、街はほとんど活動していない。

7時すぎにホテルにもどり、荷物をまとめてから、食堂でコーヒーとサラダ。
朝食付きのプランだったが、朝からうどん屋に連れていってくれるというたるとさんの言葉があったので、セーブしておく。

約束の8時ぴったりに、たるとさんとご主人が車で迎えに来てくれた。
さっそく乗りこんで、出発。
めざすは朝うどんの地、隣県のうどん県、讃岐香川県。
すばらしい景色を堪能しながら海岸線を通って、香川県にはいる。
引田という地区にある、名前のない海辺のうどん屋へ。

ここは昨日ほどではないというものの、景色がいいから来た、とのこと。
いやいや、しかし、ここのうどんもなかなか。
たしかに昨日のうどんとはやや趣向が違うものの、私が食べたざるうどんは腰があり、かけうどんはいい意味で柔らかい感じ。
朝っぱらからふた玉と天ぷら3種をあっという間に平らげてしまった。
毎日でもいけるぞ、こんなの。

食後は目の前にひろがるビーチに出て、ひさしぶりに海辺を堪能する。
女性陣は靴と靴下を脱いで波打ち際に足をひたし、気持ちよさそう。
海から吹く風がこの上なく気持ちいい。
水面近くをツバメが飛んでいたり、カモメが飛んでいたり、はるかかなたにはミサゴらしき鳥影がホバリングしていたり、そして東京から来た我々を歓待してくれたのでもないだろうが、すぐ近くの水面を種類のわからないそこそこ大きな魚が何度もジャンプして姿を見せてくれたりと、楽しいのなんのって。

うどんで満腹したあとは、鳴門方面に向かう。
途中、たるとさんのご主人が一番気にいっているという、堀越海峡にかかる橋の上から潮の流れをながめる。

高所恐怖症の人は肝を冷やす景色だろうが、これが絶景。
有名な鳴門の渦潮を見た気になってしまう。

しかし、やはり本物の鳴門の渦潮に連れていってもらった。
鳴門大橋をバックに記念撮影。
観光客がぞろぞろいて、先ほどの堀越海峡よりはよほど俗っぽい。
が、それなりに明媚な風光ではある。

鳴門から徳島市内にもどり、今度は阿波人形浄瑠璃で有名な十郎兵衛屋敷に行く。
なんだかたるとさん夫妻には、我々の観光案内係をやってもらっているような気がして、申し訳ない。
しかし、せっかくなので、徳島をせいいっぱい堪能させていただく。
そしてげろきょ陣はそのことに遠慮なく、マインドフルに子どものように楽しんでいるのだった。

阿波浄瑠璃は伝統があり、大阪の文楽は多少違った発展をしたようだ。
私は大変興味深く見せてもらった。
そして、義太夫というか、浄瑠璃語りの手法をつぶさに見て、語り、朗読、謡い、音楽の関係についてさまざまに考えをめぐらせた。
とても収穫が大きかった。
今日のこの体験は、いずれどこかで現代朗読に生かせるときが来るだろうと思う。

飛行機の時間も迫り、徳島空港に向かう。
徳島は滞在24時間とちょっとだったが、本当に楽しい時間だった。
あっという間、ではなく、充実していたのでまるで何日にも感じられた。
そして、徳島空港では、最後に、徳島ラーメンをいただこうということになった。
徳島ラーメンの特徴は、とんこつスープの醤油味に、チャーシューや、味付けした豚バラ肉がトッピングされていることだ。
そして味が濃いので、ご飯をそえてそのおかずみたいにいただく。
空港の食堂なので、たぶん最大公約数的なそこそこの味だと思うが、私はおいしくいただいた。
次の機会があれば、本格的にこてこてな徳島ラーメンを体験してみたいと思う。

というようなわけで、徳島は朗読というより、食事と観光がかなりのウェイトを占めたツアーだったが、それもこれもたるとさん夫妻の心をくだいた歓待によるものだ。
あらためて感謝したい。
私にできるお返しは、徳島に自由で楽しい朗読の芽が育ち、その輪が広がっていくことを今後もお手伝いすることだ。
たるとさん、げろきょの徳島支部長として、ぜひとも今後ともよろしくお願いしますよ。
そしてまたげろきょメンバーが遊びに行き、徳島メンバーと盛大に朗読パーティーを開けるときが来ることを、楽しみにしてます。
(演出・水城ゆう)