〜Facebookで野々宮卯妙が書いた自主ゼミのレポートを転載〜
今日(5月3日)は5月最初の朗読ゼミの日。
自主ゼミで「ルーティンワーク」をやった。参加者の最高齢は85歳。
オンラインではディレイが起こるので、できる音読エチュードが限られる。そこで「一行(句読点)リレー」一本に絞っているのだが、これがすごく良い。
句読点で区切りながらリレーで読んでいく。前の人の音を味わってから、自分の選択したタイミングで読む。
それだけなのだが、ここに至るまでに呼吸法と体認でしっかり自分の身体と向き合っているから、繊細さが発揮される。
選択、自律性、自発性。
それらを十分に満たすリクエストの実践としてたちあらわれる声と身体。
それを受け取り味わう身体。
そして自分の中で気付いたことを言葉にして、ふたたび自分を見る。
もう……なんというか……ゼミ生の人たちのフィードバックを聞いていて涙が出そうだった。
現代朗読ゼミ生はNVCを学んでいるわけではないのに、そこに現れているのはNVC意識そのものだ。
身体性からおのずと湧き出る共感!
なんかすごかった。なんていったらいいのか……
句読点で区切るから、ひとりが読む文字数はほんとにわずかなのに、なんだこれはーーーー(;_;)!!
声が、音が、それぞれの豊かな命を表している。
じっと、静かに、ずっと聞いていたい……。
今日のテキストは朗読する人は飽きるほど読んでる「蜘蛛の糸」なのに!
しかもオンラインなのに!!
最高の誕生日だった。
私がほしかったもの、めざしていたものが、ここに!
これがマインドフルなルーティンワークの凄さなんだよ……(;_;)
はあああああぁ……ありがとう、ゼミ生のみなさん!!
野々宮の今日に悔いなし!!