(最初の写真はカフェ・オハナのえつこさんが撮影してくれたもの)
昨日の夕方から夜。
〈きらり港北〉でのいきいき音読ケアをおこなったあと、私と野々宮と葉月の三人で横浜駅まで行って、海鮮丼屋で昼食。
一日限定ナン食かのぜいたく丼、最後の三食を三人で確保。
午前中のワークで腹ぺこになっていたので、むさぼり食う(味は特記するようなものでなし)。
葉月と別れ、そのまま近くのドトールにはいって仕事しながら、時間をつぶす。
夜はママカフェ&共感的コミュニケーションの仲間の小浜さんから誘われた「お月見茶屋」に出演するために、駒沢はらっぱプレーパークに行く予定だったので、いったん羽根木にもどってしまうと効率が悪かったのだ。
2時間近くドトールにいたあと、東横線でいったん渋谷へ。
そのとき、「お月見茶屋」の朗読パフォーマンスで私はピアニカを演奏することになっていたことを思いだした。
が、ピアニカを持ってくるのを忘れていた。
結局羽根木まで戻らなければならないことになった。
野々宮には先にプレーパークに行ってもらい、私はあとから合流することにして、いったん羽根木の家まで戻る。
桜新町がもよりの駒沢はらっぱプレーパークに到着したのは5時半すぎで、すでにイベントはスタートしていた。
いやいや、想像していたよりずっと盛り上がっているではないか。
子どもを連れた家族がいっぱい、若者がいっぱい、屋台も出ている。
屋台はありきたりのテントではなく、木材を使った手作りのもの。
ステージも背面が巨大な絵画で飾られていて、独特の空間になっている。
先行していた野々宮、共演する藤沢辿と合流し、我々を誘ってくれた小浜さんにも会う。
みごとな夕焼けとともに日が暮れていき、ステージにも照明がともり、ますます雰囲気が盛りあがってきた。
歌を歌う人、クイズをやる人、踊る人、さまざまだが、圧巻はファイアーダンスだった。
この人たちはあちこちのイベントに出演しているということで、まあプロですね。
すばらしいパフォーマンスを見せてくれて、しかも私たちはこれの次(笑)。
マイクなどのPA設備はまったくないなかで、朗読はかなり大変。
子どもたちが遊びまわっているし、屋台では売り子が声をあげているしで、じっくり聴いてもらうのは無理。
そこで、野々宮と藤沢辿はせいいっぱい声を出して動きまわりながら、宮沢賢治の「祭の晩」を朗読した。
私はそれにピアニカの即興演奏で、やはり動きまわりながらからんだ。
雑然としたなか、それでもけっこう大勢の人が注目して聴いてくれたし、なにより私たちもこの独特のステージの雰囲気のなか、パフォーマンスを楽しむことができた。
呼んでくれた小浜さんには感謝。
終わってからもしばらくそこにいて、最後までステージを見てから、大声を出して喉が痛いという野々宮といっしょに会場をあとにした。
(現代朗読協会主宰・水城ゆう)