法然院ライブが近づいてきた

あと一週間、来週の月曜日は京都の法然院でライブをおこなう。
現代朗読の野々宮卯妙に、京都在住の琵琶奏者・片山旭星さんと私がシンセサイザーでからむ。
演目は「特殊相対性の女」の予定。
これはその翌週の明大前〈キッド・アイラック・アート・ホール〉での「沈黙の朗読」でも、これは群読をからめた別の形で上演することになっている。

法然院では時々魅力的なイベントがおこなわれていて、参加してみたいと思っていたのだが、まさか自分たちが出演できるようになるとは思わなかった。
片山さんに紹介していただいて、法然院まで挨拶にうかがったところ、このライブの話がとんとんと決まってしまったのだ。

片山さんとはこれもまたおもしろいご縁である。
野々宮の妹の友人で、いまはげろきょの料理人として時々腕をふるってくれているマリコが、高校生のときから片山旭星さんの追っかけをしていて、東京にも自分の主催で呼びたいということを五年くらい前にいいだした。
豪徳寺の音楽スタジオを活動拠点にしていたので、マリコの計画にげろきょも協力することになり、片山旭星さんを京都からお呼びしたのが最初だ。
それ以来、何度かおいでいただいている。
昨年の秋にも琵琶演奏会を羽根木の家で開催し、終演後の飲み会では楽しい宴会芸を披露してもらったりした。

今回は法然院の方丈の間で、秋の庭をながめながら、暮れゆく日本庭園と寺院建築の光のなかで、朗読と琵琶演奏とシンセサイザーが織りなす音の世界を楽しんでいただこうという趣向だ。
お近くの方、お時間とご都合が許す方は、どうぞゆるりとお越しください。
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